「私は全ての話を特別視したくない。それは私の目を曇らせることになる。しかし、ここにまとめた月を狩る熊の話は北の地の異教徒たちですら気がついていない重要なことなのではないかと思えてしまう。いや、私はこのような文をしたためているのだから、すでにこの本を特別視しているのかもしれない。私はこの本をまとめた時に、神の存在をあまりにも強く感じることができた。できれば、狭い心の中で我々の神を崇める者ではなく、広い草原で心地よい風のごとく神を愛する者たちに判断してもらいたい。だからあえて、全ての本の真ん中にこの本を置く」
支倉凍砂『狼と香辛料 IV』
哲学者はそれらが俯瞰できない対象だからこそ思索する。それゆえ、思索に費やしたプロセスの全体しか〝答え〟にならない。一冊の本を読み終わった時点で、その展開をモデル化して図示することは不可能ではないかもしれないが、モデル化はすでに俯瞰なのだから、俯瞰できない対象を俯瞰せずに思索したプロセスの全体をわかるはずがない。
保坂和志『書きあぐねている人のための小説入門』
Tout ce que vous avez toujours voulu savoir sur Lacan sans jamais oser le demander à Hitchcock
スラヴォイ・ジジェク - Wikipedia
Everything You Always Wanted to Know About Lacan but were afraid to ask Hitchcock
ずっとラカンについて知りたいと思っていながらヒッチコックに聞きそびれてしまったすべてのこと